野球の競技力向上のためにトレーニングされているSさん。
動作時における「股関節を利かす」という感覚は掴めてきているでしょうか?
様々なスポーツにおいて「股関節をしっかり使って」や「肩甲骨を意識して」などというアドバイスは非常に多いように見受けられますが、これらの主要関節が柔軟性に富み、可動域が確立されていないと「意識して使う」という感覚が理解できません。
クラブワンに訪れてくださる方の中でも特に多い悩みが「股関節を使う、ということがどういう事なのかイメージ出来ない」といったモノです。
頭ではわかるのだけれど、身体的な感覚としては、全くピンと来ないようです。
このような悩みを改善するためには、正しい動作理論の中でトレーニングを行わなければいけません。
肩甲骨・股関節を主として、それらの可動域を正しい筋肉の収縮の基ダイナミックに動かしてあげる必要があります。
写真左のワイドレッグプレスで股関節で負荷を受け、蓄えられたパワーを解放するような動き作りと、写真右の前傾スクワットでマシンに頼らず自重を用いて「股関節を利かす」という感覚を掴んでもらいます。
このような動き作りが安定して出来てくると、投球時や打撃時に股関節をしっかり使って地面を抑え、作られたパワーを上半身に伝える。つまり腕や肩といった脆弱な部位に負担をかけない動きが身に付きます。
競技能力の高いアスリートの動作形態は間違いなくこのようなメカニズムになっているのです。
Sさん!!!トレーニング継続して、動作をどんどん磨いていきましょう!!!