日常レポートジュニア
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T君 ラストトレーニング
野球のT君。高校入学前の最後のトレーニングとなりました。
4月からは和歌山県の野球強豪高校で頑張ってくれるでしょう!!
中学の部活引退以来、二日に一度ぐらいの頻度で来館してくれていたので、トレーニングの進行も全体的に早く、強度レベルもかなり高強度なレベルにまで引き上げることが出来ました。
写真右のレッグプレスで高負荷を上げるためには下半身の正しいポジションが安定して形成されなければいけません。
この正しいポジションを形成するためには、ハムストリングから殿筋群の柔軟性は当然必要となりますが、同時に上半身の柔軟性も必要不可欠です。
写真左のチェストスプレッドでは肩甲骨~胸郭周囲にかけての動きを引き出し、上半身全体の正しいポジショニングを身体に覚え込ませます。
そしてこのような上半身の使い方が下半身種目を遂行する際にもトレーニング効果を引き上げてくれる要因となるのです。
上半身全体が硬く、正しい胸の張り方が出来ない方は、この影響から骨盤を上手く立ち上げることが出来ません。
骨盤が上手く立ち上がらなければ、股関節を使いハムストリングや殿筋といった最も出力させたい筋肉群が働きません。
これではスムーズにレッグプレスの動作が出来ないのも当然ですね。
このようなことからも上半身と下半身の繋がりは見て取れるのです。
骨盤を正しく立ち上げ、股関節を最大限使い、ハムストリングや殿筋群のパワーを爆発させる。下半身だけの柔らかさでこのような動作は出来ません。
T君!!!高校野球での活躍期待しています!!!
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テニス Oさんのトレーニング
高校テニスプレーヤーOさんのトレーニング。
中学生の時からクラブワンでトレーニングしてくれています。
テニスのように競技時間が長時間に及び、常にスピードとパワーが求められる競技では肩甲骨と股関節の正しい使い方が最も重要です。
写真左のR・ディップスは肩甲骨の回旋運動を引き出し、スムーズな上半身の動きを可能にします。
写真右のインナーサイでは股関節筋群の柔軟性を高め、骨盤にパワーを発揮しやすいポジションを覚え込ませます。
中学生からトレーニングを継続してくれているので、Oさんのポジションと動かし方はかなり上達しています。
力感なく、スムーズでダイナミックな動きをしていることが動作を見ていても感じ取れます。
力を入れなければいけないタイミングでしっかり力が入り、それ以外の局面は極力リラックスしマシンの動きに身を任せる。
このような動きのコツが感覚的に掴めれば、トレーニングの効果は大きく高まります。
セットが進むにつれて、柔らかさと動きのスムーズさが高まってくるのを感じることが出来るはずです。
この柔らかでスムーズな感覚こそが正しい「力」の発揮の仕方なのです。
動作中、力を入れ続け、力を抜く局面のほとんどないトレーニングでは身体機能は向上しません。
実際のスポーツ動作を観察してみても、いい動作とは、とてもリラックスしていてスピードとパワーに富んでいます。
そして肩甲骨と股関節がしっかりと連動し、全身を余すことなく使えているのです。
筋肉をつける、大きくする、ではなく。まず今あるものを最大限使える状態にしてあげることこそがトレーニングなのです。
これからOさんのトレーニングは、もっと複雑で動きの難しい種目が増えてくるでしょう。
一つ一つの動きを確実に習得し、更なる身体機能の向上を目指しましょう!!!
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大学サッカーに向けて F君のトレーニング
サッカーのF君。
高校サッカーは終えましたが、大学サッカーに向けてトレーニングのペースを落とすことなく来館してくれています。
最近では更なるレベルアップを計るため、新メニューに取り掛かってくれています。
写真右のMSQ(マシンスクワット)もかなりキレイなポジションがとれてきました。
写真左のレッグプレス。
クラブワントレーニングの代名詞的存在の一つですが、一般的なレッグプレスとは大きく異なります。
一般的なレッグプレスマシンでは大腿四頭筋群を優位に働かせ、膝関節主体でトレーニングしていきます。
それに比べ、クラブワンレッグプレスではハムストリングをメインに股関節主体でトレーニングしていきます。
正しく、効率のいい身体の使い方をベースとして考えると、股関節を主体としてハムストリングを優位に働かせるほうがスムーズで大きな力を発揮することに適しているのです。
クラブワンレッグプレスでは座席の角度によって骨盤を立ち上げることで、大腿四頭筋群の出力を最小限に抑え、ハムストリングの出力を最大限高めます。
一般的なレッグプレスで筋力強化をしている人ほどクラブワンレッグプレスが苦手な方が多いです。
大腿四頭筋群に必要以上に筋量があり、膝関節を中心とした動きが癖づいている人は、股関節が上手く働かず、ハムストリングが出力しません。
このような身体状況は実動作に大きな影響を及ぼします。
「歩く」という動作一つとってみても、股関節が使えず膝関節中心で動いていると、とても疲労が溜まりやすく、痛みも誘発しやすくなります。
そもそも「歩く」という動作は重心を前方へ移動させることが第一の目的です。膝関節が主体となった動作は前方への力ではなく、上方への力を高めてしまいその結果として上下動が生まれてしまうのです。
ランニング動作にしても一昔前はもも上げが当たり前の時代がありました。このもも上げも膝関節を主体とした典型的な悪い動作です。
もも上げは膝を中心に使い、大腿四頭筋群が必要以上に出力し、大きな上下動が生まれます。走るというスピードの中で上下動が大きく起こると、身体に対してかかる負担は想像以上のモノです。
更には骨盤の過度な後傾を生み、姿勢の悪化、股関節筋群を固めてしまう原因にもなるでしょう。
この動きでケガをしない方が奇跡と言えるかもしれません。
このように、クラブワントレーニングは「動作」がベースとなってトレーニングが形作られているのです。
筋肉をつける事が目的となり、トレーニングのためのトレーニングになってしまっては身体の向上は望めないのです。
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サッカー S君のトレーニング
サッカーS君のトレーニング。
入会してまだ5カ月ほどですが、綺麗なポジションでマシンを動かすことが出来ています。
この日はサッカーの試合後に来館してくれたので、下半身全体に疲労感があるように感じられました。
ハードな練習や試合後など、身体へのダメージが大きい場合、ついつい休養することだけに専念しがちですが、疲労度が高い時ほど肩甲骨・股関節をしっかりと動かし、リフレッシュした状態を保つべきなのです。
疲労が蓄積し続けると、肩甲骨や骨盤といった身体の主要関節は筋肉の緊張によって正しい位置からズレが生じます。そして歪んだ身体コンディションのまま競技を続けてしまう。歪んでいる状態なので、一部分にだけ過度に負担がかかったり、本来頑張らなくていいはずの筋肉が頑張りすぎたり、痛みがおこる典型的なパターンです。
クラブワントレーニングはある種、身体コンディションをリセットする効果があります。
スポーツによる筋疲労、日常生活によるバランスの崩れ、これらは肩甲骨・股関節を正しい動きでトレーニングすることでリセットされ、ダメージを受ける前の身体に戻す効果があるのです。
スポーツされている方は当然、身体能力を向上させようとしてトレーニングと向き合います。しかし誤った方法によって機能が低下してしまっている例があまりにも多いのが現実です。
まず第一に身体をリセットし、正しく動かせる状態をつくり上げないことには向上は望めないのです。
疲労で凝り固まった筋肉の緊張をゆるめ、各関節を可能な限り正しい位置に整える。
そして正しいポジションで出力させることを身体に覚え込ませていく。
このようにして身体能力は向上していくのです。
S君!!常に動ける身体をキープしてサッカー頑張りましょう!!!
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サッカー M君のトレーニング
高校三年生で大学進学に向けてトレーニングしているサッカーのM君。
大学は関西を離れ遠方に行かれるので、今のうちにしっかり身体作りをして、大学サッカーに備えておく必要があります。
大学サッカーでいいスタートをきれるように、この期間のトレーニングはとても重要な意味を持ちます。
一般的にオフシーズンのフィジカルトレーニングは走り込みや筋力強化が主であり、どのスポーツにおいてもオフトレは共通している部分が多いようです。しかしこれらのフィジカルトレーニングは大前提として、正しい身体の使い方が出来ていなければ、ただ疲労を溜め込むだけとなり、その労力に見合った効果を得ることは出来ないでしょう。
何キロも走り込んで、必死に筋力強化・・・確かにフィジカルが鍛えられている感じがしますね。
しかし本当に競技パフォーマンスは高まっているのでしょうか?
「正しい動き」を無視した中でトレーニングが進められていくと、身体の使い方は理想の動きとかけ離れ、ちぐはぐな動きになる事が多いです。
そして悪い動作を反復し、癖づいてしまうとケガを誘発します。
本質的なフィジカルトレーニングとは正しい動きで行われ、正しい動きを習得するためにあるものです。
そして、正しい動きを可能にするためにも肩甲骨・股関節を中心とした動き作りのトレーニングが必要不可欠となるでしょう。
M君も本質的なフィジカルトレーニングを少しでも理解し、大学でのトレーニングに活かして欲しいと思います。
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サッカー O君のトレーニング
高校サッカーを引退し、大学に向けてトレーニングしているO君。
入会当初は股関節周囲の緊張状態があまりに強く、練習もままならない状態でした。
クラブワンにはかなりの頻度で通ってくれていたので、改善も早かったと思います。
そして、無事に高校最後のシーズンをやり切れて本当に良かったです。
アスリートに限った事だけではなく、一般の方も股関節周囲の過緊張による不快感は相当なモノだと思います。
股関節が固まり、機能的に働かなくなるとその負担は膝や足首、更には上半身全体にも及びます。
クラブワントレーニングは筋肉や筋力を主としたトレーニングではありません。
関節の動き、特に肩甲骨と股関節という2大関節。これらの部位を機能的に働かすためにはどのような動作でトレーニングを行うべきか、このような考えが大前提にあり、その上でトレーニングマシンの設計は行われているのです。
「○○筋を意識して動かして下さい。」というアドバイスは一般的には多く見られます。
しかしクラブワンの場合「肩甲骨がどのように動いているかイメージしながら動かして下さい。」というように、関節の動きをイメージしてもらうことを重視しています。
関節の動きに意識を持ちトレーニングを継続していくことで、スポーツにおいても日常生活においても肩甲骨・股関節は機能的に働くようになるでしょう。
身体を動かす中で肩甲骨・股関節に意識を持ったことすらないという方も多くおられます。
しかし、肩甲骨・股関節を上手く使うことは、人間が人間本来の動きを取り戻すということなのです。
O君。大学生になってもトレーニングを継続して、常に動ける身体をキープしておきましょう!!!
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野球 中学三年生 T君のトレーニング
中学三年生T君のトレーニング。
野球で和歌山の強豪高校に進学予定です。
クラブワントレーニングを始めて四カ月。
写真左のツイストレッグプレスはレッグプレス系種目の中でも、最も難易度が高い種目の一つです。
上半身の捻りを初動作として体幹から股関節、最終的に力は足の裏の母指球に集約されていきます。
下半身種目の代表とされているレッグプレスですが、上半身の動きによって下半身がコントロール出来ていることが、このツイストレッグプレスからも読み取れます。
このような連動制を重視したトレーニングがクラブワントレーニングの一つの特徴です。
一般的な筋力トレーニングは負荷をかける部位を限定させ、一つの部位に対して最大限効かすことが重要視されています。
「狙った部位に上手く効かす」これがテクニックとされていますが、このようなトレーニング形態では動きの改善は望めません。
身体は一つの塊であり、連動制を無視して考える事は出来ないはずです。部位ごとに分けて考えること自体が誤った考えではないでしょうか?
一つの部位を徹底して強化し、明らかに筋力は高まった。しかし実際の動きに結びついている感じがしない。このような悩みをアスリートの多くが抱えています。
連動制を無視して闇雲に負荷だけをかけ続けると、このような状態になって当然です。
クラブワンでは肩甲骨と股関節の連動制を重要視したトレーニングプログラムを推奨しています。
スポーツだけではなく、日常生活においても、これら二つの関節が連動して働くことでしなやかで快適な動きが可能となるのです。
肩甲骨と股関節、身体の中でもかけ離れた二つの部位がどのように連動しているのか。
トレーニングを始めたばかりの方は上手くイメージ出来ない方がほとんどです。
しかしトレーニングを進めるにつれて身体感覚として、この連動制が認識できるようになるでしょう。
T君。この調子で残り三カ月、最大限動作に磨きをかけて行こう!!!
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野球 S君のトレーニング
中学生2年生で野球をされているS君のトレーニング。
小学生の時からトレーニングに来てくれています。
以前も「ひとりひとりのクラブワン」で紹介させてもらいましたが、その時と比べると身長も大幅に伸び、野球選手らしい体格になってきました。
クラブワンでは多くのジュニアアスリートがトレーニングされています。
特に小学生頃からトレーニングを開始した子供さんは、当然トレーニングの意味もわからず、トレーナーに言われるがままに身体を動かし始めます。
しかし、継続的にトレーニングをしていく中で、徐々にその必要性や、身体を動かすコツを掴み始めます。
トレーニング動作が明らかに美しくなり、メリハリのある機敏な動作が目立ち出すのです。
気が付けば「肩甲骨が・・・」「股関節が・・・」などという言葉も自ら使うようになるのです。
これは肩甲骨や股関節といったコアな部位を意識して動かせるようになり、身体のセンサーが活発になりだしている証拠でもあります。
このような身体感覚を少しでも早く養い、その後のアスリート人生に役立てて欲しいと思います。
トレーニングを通して、ジュニアの成長を見守れるのはクラブワントレーナーならではの喜びですね。
故障することなく、気持ちのいい、しなやかな動きを一人でも多くのジュニアにしてもらえるようにサポートしていきたいと思います。
S君!!!この調子で、レベルアップして行きましょう!!!
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サッカー S君のトレーニング
最近入会された中学3年生サッカーのS君。
トレーニングを始めてから身体がとても動かしやすくなったようで、効果を実感してくれています。
写真右の前傾スクワットもメニューに組み込まれ、これからより一層身体の動きが良くなるはずです!!
スクワットの第一段階として、会員様に実施して頂いているクラブワンの前傾スクワットは一般的なスクワット運動とは目的、効果が大きく異なります。
普通スクワットと聞いてみなさんどのようなイメージを思い浮かべますか??
特にフルスクワットではバーベルを担ぎ、膝を大きく屈伸してしゃがみ込み、下半身を鍛える。下半身強化の代名詞といったところでしょうか??
クラブワンで推奨しているスクワットはこのようなイメージと大きく異なるモノです。
まず第一に、一般的なスクワットが上下の動きをメインとした膝関節を大きく使った動作形態であることに対し、クラブワンのスクワットは骨盤のローリング(前後の動き)をメインとした股関節主体の動作形態である。という点です。
一般的なスクワットは下から上に、力を押し上げるような意識で行われます。これによって膝周辺の筋肉群が優位に働き、大腿四頭筋が過度の緊張状態を強いられます。このような動作を繰り返していると、日常生活もスポーツ動作も膝を中心とした動作形態が定着し、股関節を使った動作が苦手な身体状況に陥ってしまうのです。
クラブワンの動作理論は股関節を主体とした正しい筋力の発揮にあります。スクワット動作でも、膝は大きく動かさずに、その出力を極力抑えることが重要となります。
膝周囲の不必要な筋力発揮を抑え、股関節を主体とした殿筋~ハムストリングの出力を最大限高めることがスクワット動作の目的です。
このような動作形態が身に着くと、スポーツ動作から日常生活に至るまで、あらゆる動きがスムーズで身体に負担のかからないものとなるのです。
サッカーにおいては前後左右どの方向にも素早い動きで、重心の移動を行わなければいけません。この重心移動をスムーズにしてくれるのが股関節の動きなのです。
また低重心で踏ん張ったり、停止したかと思えば、急激に次の動きに移行したり。これらの動き全てが股関節を主体としたスムーズな重心移動の中で行われるべきなのです。
S君!!高校入学に向けて、この調子で頑張って下さい!!
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パーソナルトレーナーMさんのトレーニング
パーソナルトレーナーをされているMさんのトレーニング。
クラブワン継続10年会員さんのお一人です。
ご自身の身体管理と野球の競技力向上を目的にクラブワントレーニングを継続して下さっています。
パーソナルトレーナーという仕事柄、肩甲骨・股関節を中心としたクラブワントレーニングの重要性をしっかりと理解して下さっていて、お仕事にも活かしてくれているのではないでしょうか。
写真左のインクラインプレスでは肩甲骨と共同体として働く胸骨、鎖骨周囲の可動域を高め、上半身全体の動きを向上させます。
胸骨と鎖骨がジョイントしている部分を胸鎖関節といい、上半身の動きを向上させるにはこの部位を動かしておくことが必要不可欠となります。
胸筋群に間違った負荷のかけ方を繰り返し、過度に肥大を起こすと、胸鎖関節の働きに制限をかけることになりかねません。
投球動作がスムーズさに欠け、肩や肘に痛みを抱えている方は、胸鎖関節周囲を正しく動かすトレーニングを考えてみるのも一つかもしれません。
胸鎖関節が肩甲骨と連動してしっかりと働き出すと、上半身のさばき方がとてもスムーズになり、大きなパワーを指先からボールに伝えることが可能となります。
もちろんこの大きなパワーの源となっているのは股関節です。
上半身は下半身で生まれたパワーを伝達させる役目が主なのです。
こう考えていくと上腕や前腕、また大胸筋などを過度に肥大させる必要性がないことがわかりますね。
確かにプロ野球選手にはとても大きな上腕や前腕、大胸筋を持たれている選手は数多く存在します。しかし彼らの下半身、特に股関節筋群の強さは上半身とは比べものにならないほどです。
着目すべきは下半身、股関節筋群なのです。そしてこのパワーを上手く伝達出来る、動きに優れた上半身が必要です。
この辺りを多くの子供たちにも理解してもらえればと思います。
Mさんは少年野球のチーム指導もされています。
共に正しいトレーニング・正しい動き作りを広めていければと思います!!