フィットネスCLUB ONE (クラブワン)大阪 高校サッカー K君のトレーニング

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高校サッカー K君のトレーニング
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高校サッカー K君のトレーニング

 

高校サッカーK君のトレーニング。

この日は右の脛に痛みがありました。

練習による相手選手との接触が原因です。

一つの部位を痛めたことによる影響は身体全体に及びます。

右の脛をかばう事で、体重を左足にばかりかけ続ける。そのアンバランスな状態で歩いたり、走ったり、日常生活を送り続ける。

過度に負荷がかかり続けた左股関節の筋肉群は硬化を引き起こし、ひどいケースでは腰背部の痛みを誘発させます。

二次災害三次災害はこのようにして引き起こされます。

痛めた部位自体の症状は軽くても、このような些細なケガが最終的に選手生命に関わるような大きなケガすらつくり出すのです。

脛の痛みが引くまでの間、出来る限り股関節周囲を動かし続け、その緊張状態緩和させて上げる必要があります。

写真左のインナーサイ捻りでは股関節の内旋動作(内向きの動き)を引き出し、殿筋群を中心に柔らかさをつくり出します。

上半身のポジションを上手くキメてあげる事で、体幹~股関節の連動制を向上させ、スポーツ動作の改善にも効果的です。

写真右のレッグプレス。座席の角度によって骨盤を立ち上げることで、大腿四頭筋群の働きを抑え、殿筋~ハムストリング優位に使う事を下半身に覚え込ませます。

骨盤を立ち上げているので、股関節でダイレクトに負荷を受け止めることが可能となり、歩行動作やランニング動作等、地面足裏が接する瞬間の股関節の使い方上手くなります。

脛のように身体の末端部を痛めた場合、意識がその周囲ばかりに集中しがちになり、また左右のアンバランスによって股関節筋群が硬化を引き起こすので、動作時の股関節を使う感覚が鈍麻し続けます。

これはアスリートにとって恐ろしいことです。

脛の痛みは引き、いつものように練習を再開したものの、身体のキレが戻らない、上手く力を伝えれる感じがしない等、脛の影響によって股関節の使い方を忘れてしまっている状態に陥る。

これでは完全に復帰したとは言えませんね。

痛めている期間の中でも可能な限り股関節の動作改善を継続する。さらには体幹~肩甲骨との連動性を高めて上げる。

このようにトレーニングしていれば復帰後すぐにでも動ける状態になっているでしょう。そして患部の早期回復を促す事にもなるのです。

K君!!痛めている今だからこそトレーニングしっかり継続しましょう。